これは戸田和幸が以前所属していた事務所のホームページに記載されていたコラムです。海外でプレーしていた当時の戸田和幸の気持ちが書かれています。今現在の戸田と照らし合わせながら読んでいただければと思います。
過去のコラムのため更新はありません。

皆さんご無沙汰してます。日本も寒くなってきましたでしょうか?

2004/12/27

クリスマスも終わってもうすぐ新年です。皆さんにとって今年はどんな一年でしたか?良い新年を迎えることをお祈りしています。 さて僕の話に移りますが、今年一年はなんともいえないものでした。念願かなってイングランドに来ることができ、新たなスタートをきりましたが、皆さんもご存知のように残念ながらトットナムからは退団しなくてはなりません。その間、試合に出ることが出来たり、怪我をしたり、色んなことがありましたが選手として人間として確実に成長することができていると感じています。 結果を見ればもちろん失敗ですし、そのことは真摯に受け止めなければなりません。それとは逆に、苦しい中、自分の目標に向かって必死に打ち込んできた、少しづつの積み重ねはしっかり自信として僕の中に根付いています。 今後は積み重ねてきたものを一日でも早く発揮できるように新しいチームを見つけることがまず第一です。 さて先日報道されたように、僕はオランダのチームへとテストに行き合格し、後は自分の決断次第というところで結果的に断念することになりました。

デン・ハーグというチームに練習に行く際に、彼らがどのようなチームなのか、リーグでどのポジションにいるのか、ということはもちろん知っていました。そうした上でヨーロッパにて再スタートを切る僕としてはもちろんチームを選んでいる立場になく、とにかくプレイをして見せることが新たな道を切り開く唯一の方法だということも知っていました。  デン・ハーグの試合を見たとき正直言って彼らのレベルに落胆したのは確かです。このチームでどういったものを自分が見せれるのかということにも不安を覚えたのも事実です。そういう流れで練習に参加しましたが、もちろん全力でやりましたし、彼らよりずっといいプレイを見せれた からこそテストにも合格したと思っています。僕は助っ人としてそこに行くわけですから、同じようなプレイではもちろん駄目ですし、とても集中して臨みました。

彼らからは「今すぐにでも」という話をもらうことができテストとしては上出来でした。そういった中、何故、僕が今回決断することができなかったのか、という理由は一言で言ってしまえば家庭の事情です。

詳しい話はもちろんプライベートなことなのでお話することができません。ただ、条件で納得がいかなかったということではなかったので、難しい決断だったということだけお伝えさせてもらいます。

ではこれからどうしていくのかという部分についても触れなくてはなりません。

今回のデン・ハーグの話以外に今現在他のヨーロッパのクラブからのオファーはありません。そもそも今の自分の状況でそんなに話が来るなどとは最初から思っていませんでしたし、これが最初で最後だとも思っていましたから、今回決断するにあたってデン・ハーグへの移籍を断ってしまうと日本に戻るという選択肢しか残っていないことも分かっていました。

ですから、今言えることは「日本に戻ってまたヨーロッパを目指す」ということがとても現実的になったということだけです。運よくヨーロッパのクラブからオファーをもらえるかもしれませんが、現実的に考えて「日本」というものが一番の選択肢になりました。

今現在話せることはこれだけです。気持ちよくサッカーができるよういいチームにめぐり合えることを祈っています。

それでは皆さん良いお年を。

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