Jリーグ第7節 川崎フロンターレ戦を振り返って

2006/04/11 電話にて収録
まず始める前に謝らないといけないことがありまして、
はははは(笑)まあ、謝罪する必要は無いんだけどね(笑)
まあ、でもね
実際に観れなかったってことを言っておけばね(笑)
はい。ええと、当日広島入りして15時からの試合を観戦する予定が、私、寝坊しまして。起きたら13時半。広島に着いたのが19時半という有様でした。お恥ずかしい。すいませんでした。
ははははは(笑)
で、結局、夜に録画しておいた試合を2人で見たと。
うん。そうでした。まあ、俺から言わせてもらえば、前半を見ればあの試合はわかると思う。
ああ。まあ、やわらかい言い方だと、「前半はやられたけど後半は自分たちのペースにできた試合」っていう言い方も出来るけど、別の言い方をすると「相手も前半に3点取ったから後半は無理に攻めてこなかった」ってことも言える試合。
そうだね。それは外しちゃいけないところだね。
そうだよね。さて、試合の方は結局また負けてしまったという状況なんですけど?
うん。まあ、局面の差です。局面の攻防の差ですよ。簡単に言えば。
ああ、なるほどね。
やっぱりドリブルで3人かわされれば点は取られると思うしね。とりあえず、この試合を語るにはそういう部分だけ見ればいいと思う。
うん。そうかもね。じゃあ、その1点目のシーンから聞いていきたいんだけど、
うん
フロンターレの中村選手にドリブルで入って来られて、そこからボールが黒津選手に出て、その黒津選手に決められたと。
そうだね
最初、中村選手がボールを持ったときにFWの上野選手が後ろから追いかけて、で、そのまま中村選手はドリブルで中に入って来て。上野選手のチェックも後ろからだからしょうがないとは思うけど。
うん。基本的にはそれは全然問題ないと個人的には思ってる。優作さん(上野)がああいう形で後ろからプレッシャーをかけたことによって、中村憲剛は最初は仕方なくあっちにドリブルしたんだと思う。
前に出てきたってことね?
そうそう。後ろからプレッシャーが来ちゃったからね。多分周りにも選択肢は無かったし。で、ドリブルしてる本人もそのまま「あれ?あれ?あれ?」って感じで行っちゃったんだと思う。
その後にジニーニョ選手が抜かれて、吉弘選手が抜かれてっていうことなんだけど、
そうだね。
そのジニーニョが抜かれる前で、1つの意見としては「何であのスペースに戸田がいないんだ?」って声もあるみたいなんだけど?
ありますかね?(笑)
あるかもよ?(笑)
まあ、僕の中では正直「ない」です。あのシーンに関しては「ない」です。2点目に関してはありますけど。
2点目はあのロングシュートだ?
そう。で、1点目の瞬間は俺は相手のFWのジュニーニョにマークに付いてたから。そこで最初に中村がドリブルを始める前にジュニーニョにパスが入るのをケアしてたから。で、俺はジュニーニョにマークに付いてて、そうしたら彼が動いていく方向が中村がドリブルした方向からは全然逆の方向だった。
そうだったね。そのマークに付いて行ってた。
うん。だから強いて言えば優作さんの近くにいる人間が、誰かは忘れたけど、
カズユキが動いて空いたところを埋めなくちゃいけない?
空いたところっていうか、実際そこに誰かはいたから空いてはいないんだよ。でも、優作さんに任せちゃったところがあるから。そこを助けてあげるディフェンスは必要だ。
うん。
攻撃もディフェンスもそうだけど、局面では1対1より2対1の方がいいじゃん?
そうだね。
だから2対1に出来るんだったら、やっぱり他の選手もすぐサポートして2対1を作った方がいいんだよ。俺はあの1点目の局面ではそれが出来たはずだと思ってるから。まず最初にその「2対1にすること」を怠ったために自然とドリブルに勢いが出ちゃった。
ああ、なるほどね。
で、弁護するわけじゃないけど、吉弘のポジションで強く止めるとPKになるから。ちょっとファールは出来ない。そうなっちゃうと「どっかで止めなきゃ」って場合はもうちょっと前になるよね。最悪ファールでもね。
うん
でも結局それがなくて行かれちゃったわけだから。そこは単純にミスだとは思う。
うん
もちろん最後のマークとかは俺が戻れたんじゃないかっていうのはあるけどね。それは俺もあとから考えればあるけどさ。でも3人抜かれちゃダメだ。
そうだね。俺がビデオで見た感じで言えば、「確かにあの場面でジュニーニョに逆に動かれたら付いて行くよな」っていう感じ。
基本的にそういう役割だったしね。ジュニーニョ含め前の3人、その3人がDFラインから中盤のところに下りてきたのを俺がつかむっていうのが役割としてあったから。だから、あの局面ではジュニーニョって判断して見てたからさ。
それがあの1点目の見解ね。
うん。でもサッカーマガジンさんには「戸田は最初の中村のドリブルを止められなかった」って書いてあったんですけどね。ま、違うと思いました。全然違うと思いました。
あらあら。もうちょっとちゃんとして欲しいねぇ。もう1度ビデオで確認してから言葉を書く誠実さが欲しいねぇ。
そうだねぇ。ちょっとそこは俺も「ん?」って思いましたね。
それで食ってるから忙しくて時間がないのはわかりますけどねぇ。でも、時間がないとかは理由になんないからねぇ。
ま、専門誌だからさ。細かい話だけどその辺はキチッと見てくれたら助かる。
うん。
で、2点目は相手の左サイドの選手にボールが入って、駒野と浩司(森崎)が2人でそのボールのところに行ったとき、ジュニーニョが駒野の裏に走って行ったのよ。
うんうん
で、俺は基本的にそのまま付いて行ったんだけど、駒野と浩司の間にパスを通されて。そこに谷口が入ってきてシュートを撃たれたと。
そうだね。
俺の立場からの反省で言うと「ジュニーニョを捨てて谷口のところに行けばよかったかな」と。
なるほどね。
反対に俺からの要求で言えば、1つのボールに2人で行くのであれば最悪そこは止めろと。せめてバックパスにさせろと。もしくは2人で取っちゃえと。人数をかければ必ずどっかが空くからね。
そうだね。
それが俺自身の反省と俺からの見方の話。
なるほど。
相手の左サイドの選手がけっこう嫌な動きはしてたけどね。ドリブルでね。だからそこに寄って行くのはいいことなんだよ。でも2人で行くならなるべくそこは潰さないといけないとは思う。
西山選手だっけ?相手の左サイド。
うん。サンフレッチェのユース上がりらしいよ。
へぇ。そうなんだ。
うん。で、3点目はよくわかんない。わからん。深いところからクロスを上げられてペナの中で勝負されちゃったからね。「そういうシーンがあれば何か起こるんじゃない?」ってゴール。相手のいいところにボールがこぼれることもあるしね。
そうだね。あそこでプレーさせちゃいけないってことですね。
そうだね。基本的にはね。だからうちも深いところまでえぐる必要は絶対にある。
確かにね。しかし、まあ、えぐらないからね。あなたのチームは。
でも、右は結構あったけどね。前半には。
ああ。
駒野と浩司のコンビとかね。それは続けてやっていくべきだと思うよ。
うん。
いろんなところからクロスを上げて、うちはクロスの精度が売りなのは確かにあると思うんだけど、でもなるべく相手にとって嫌な状況の方がいいわけだから。だからなるべく深いところまで行った方がいいと思う。そこまで行けてる時の方が点の匂いはするし。でも前半、入んなかったけどね。
確かにクロスのタイミングが早すぎるっていうのはあるよね。
そういう時もちょっとあるよね。あれだけデカいストッパーが3人いるところにボールを入れてもさ、相手に前向きにヘディングさせたら勝てないから。
そうだよね
やっぱ、もっと深いところまでえぐって、いいタイミングで競れないようなボールを入れないと。こっちのFWが前向きに突っ込んでいけるような状況を作らないと厳しいよ。
うん。そうするとまた「何でそれが出来ないか?」とか「何でそういう深いところまで行かないか?」とかいう話になるけど。でもそれはチームの事情があるから。
うん。でも右はそういう姿勢が基本的にはあるから。そういう右のいいところはどんどん使っていきたいなとは思うし。
そうだね。
あとは大きな展開ばっかりじゃなくてさ、これは試合の後にも2人でビデオを見ながら話したけど「中央でワンツーして引き付けて」とか、そういう小さい局面ていうのがあった方がね。そのままそこでシュートまで行けてもいいと思うし。「ただサイドに振ってクロス上げて」じゃなかなか敵も怖くないと思うからさ。
うん
だからちょっと工夫してやった部分とかはあったと思うんだけど。
あったね。ちょこちょこしかけてた(笑)フェイントとかね(笑)
でも、あのシーンはそれで結局相手の中盤とDFの間のところにカズ(森崎)が入ってこれて、そこにボールを入れれたからね。
そうだね。
本当はそこで前を向いてシュートかスルーパスを狙って欲しかったんだけど、結果的にバックパスになっちゃったから(笑)だからいいシーンまではいかなかったけど、でもそういう局面があった方がいいと思う。あったほうが楽しいとも思うし。敵も嫌だと思うし。
まあ今のままじゃねぇ。
うん。そういう意味での工夫が必要。
今は見てる方もつまらないし、もしかしたらやっている方もつまらないのかも知れないし。
まあ、消化不良だね。つまんないというか消化不良。
相手にしてみれば「絶対にサイドの浅いところから入れてくるから、そこだけ見とけよ」ってことになるからね。
うん。だからそれだけになっちゃうとやっぱりなかなか難しいから。それを逆手に取る意味でも小さい局面を使っていかないと。
うん。
そういう意味ではあのシーンは1回しかなかったけど全然ありだなと。個人的には楽しかった。わずか5秒ぐらいだけどね。
あのシーンは、まずカズユキがもって、
浩司とワンツー。で、ちょっと右に持ち出して
変なフェイント入れて(笑)
いやいや、完全にキックフェイントですよ(笑)相手も完全にひっかかってましたよ。で、もう一人寄って来たところをストンと間に入れたと。
うん
やっぱり楽しいじゃん。そういうの。やっぱりそういうのがあるのがサッカーだし。そこで前を向いてシュートを撃てればそれが一番いいんだから。別に外に持っていかなくても中の狭いところを通していって、そこからシュートを撃って入っちゃえばそっちがいいんだから。
そうだね
だから「両方を上手く使う」って意味でも、ああいうプレーはやっていった方がいいんだって気がしてるね。
うん
明日もトライするよ。
明日はナビスコカップのエスパルス戦。
でも、本当に逆サイドがフリーで速く展開していった方がいいって時はやるけどね。もちろん。
そりゃそうだよね。
でも、結局相手はボランチが2点に絡んでるからね。うちは絡めてないから。だからその部分でももっと仕事をしなきゃいけない。
うん。しかしまあ勝ち星なしでここまで来て、選手は選手でどうしようかってことは考えてるだろうし、いろんなことにチャレンジはしてると思うけど、いつ結果は出るんだかね。「1勝すれば上手くいく」ってのもよくわかんないし。
まあ、それは1勝してから考えたいです(笑)
ははは(笑)だね。
とりあえずは明日のナビスコカップ・エスパルス戦で何かをつかめればいいなとは思うけど。
そうだねぇ。古巣なんで何か印象に残るプレーを出来たらなと。
去年とかはさ、降格争いはしてたけど古巣相手の思いとか伝える余地があったけど、今はねぇからな(笑)
うん。まあ、試合終わってから伝えますよ(笑)
だね。では明日のナビスコカップ・エスパルス戦。勝ってくれるのを楽しみにしてます。
はい。勝てるように祈りながら寝ます(笑)
わかりました(笑)
じゃ、また。
うん。また。