Jリーグ第25節 川崎フロンターレ戦を振り返って

2006/10/2 電話にて収録
お疲れ様でした。
はい。お疲れ様でした。
前半と後半でガラッと変わった試合だったよね?
そうだね。
前半は良かったんじゃないかなって思うんだよ。
まぁ、しっかりした試合だったよね。
うん。中盤の潰しとかも早くてさ。
うん。うちの攻めもカウンターって感じじゃなかったしね。それがあったからそのあとのディフェンスもしやすかったんだと思うけどね。ピンチ自体がそんなになかったんじゃないの?
そうだね。大きなのは1回。裏に出されたやつね。39分くらいかな。
そうそう。
しかも先制点も取れたし。
久しぶりだよね。前半に点が入ったのは。
うん
で、ダリオ(ダバツ選手)が怪我をして剛平さん(盛田選手)が入りましたけど、前半に関しては何も問題なかったし。試合に慣れるまでの時間はなるべく簡単にプレーさせようと思ってたけど、特に問題も無く行ったんで。だから、しっかりとした前半だったと思うよ。
うん。じゃあ、前半は手応えがあった感じ?
そうだね。でも、相手も最近勝ってねぇからさ。だからどこかちょっと尻込みしてる感じっていうか思い切りが無い感じがしたから。そこでうちが先に点を取ったからね。「これはいいんじゃないかな」って気はしてたけどね。
ああ
だから「後半はもうちょっと出てくるんじゃないか」って気はしてたんだけど。出てきたんだけどね、結果的に。
うん。出てきたね。後半だけで3失点だからね。
うん。
まぁ、本当に後半はガラッと変わりましたね。
そうだねぇ。とりあえず1失点目2失点目ね。
うん
これは別に周りがどうのこうのじゃなくて後ろのミスが原因だから。連携とかね。
はいはい
例えば、その1点目のゴールが入ったせいで相手が甦ったってことも若干はあるんだろうし。「もうちょっと凌いでれば」っていうのもあるかもしれないね。ちょっと嫌な時間に取られてしまったっていうのはあります。
うん。「その1点目が何だったのか」ってことを説明してもらおうと思うんですけど。今回はこれと2失点目に関して、けっこうメールを頂いています。
はいはい
皆さんがこの失点に関して自分なりの解釈をしたメールを送ってくれたのでとても楽しいです。
うん。そうですね。
僕たちも読み応えがあります。だから面倒です(笑)作者もいちいちうるさい、読者もいちいちうるさい、そんな素敵なサイトになっております。
はい(笑)
で、その中から、katsuさんから頂いたメールなんですけれども、まず1失点目の部分で「戸田選手がバイタルエリアでフリーになっている相手選手のマークに付こうと少し上がった際に、空いたスペースに相手選手に上手く入り込まれ、結果的に我那覇選手の得点となってしまいました」と。
うん。
このシーンはkatsuさんの話した通りだよね?
そうだね。間違いないね。人によっては「俺がオフサイドを取りに行って、それにDF2人が合わせられなくて」って思った人もいるかもしれないけど、それは違うんだ。
うん
この時点でその前のエリアに球が入るのが嫌だったからさ、だから前に出た。俺はやっぱり後ろを信頼してる部分があるから。そんなに怖いシーンでもなかったと思うし。だから球が入りそうなタイミングで少し前を伺ってたんだよね。そうしたら俺の頭上をポーンって越えてくボールがあったから。
はいはい
正直に言うと俺は「あ、ヘディングで跳ね返せる」って思ったんだよ。剛平さんはデカイしね。正直に言うと。そこに対してはそのくらい信頼してるから前に出られるんだけど。ゴロで来たボールなら俺が前に出てる分、カット出来るし。
そうだね。
でも、結局、事実を話すけど、剛平さんはオフサイドを取りにいったらしいんだ。だから、そこでオフサイドを取れてれば問題は無かったわけだし。彼の中では際どい取れそうな距離だったんだろうから。
うん
で、それがズレちゃって相手に入っちゃって。俺もその後の戻りがちょっと遅かったし。でも、最初の時点で決まったってくらいの状況ではあったんだけど。
そうだね。
だから、俺はオフサイドを取りに行ったわけじゃないんだ。
なるほどね。
だからいつも悩むところだよ。出ないで守った方がいいのか、前に出て潰した方がいいのか。でも、押し込まれてた状況ではあったんで。押し込まれたというか中盤にフリーな選手が増えてきた状況ではあったんで。「ちょっとおかしいな」とは思ってたんだけど。
うん。で、katsuさんの質問にさ、「あの場面、ダバツ選手が負傷退場してしまった為にカバーの確認などが上手くいかなかったのでしょうか?」っていうのがあるんだけど。
別にそれは「ダリオがいるからとかいないからとか」って話じゃないと思いますよ。そこのポジションに人はいたわけだしね。いなかったら問題だよ?「俺も前に出て剛平さんも違うところにいて」ってことになったら問題だけど。俺が出る判断に対して他の動きが一致してないって事だからね。
そうだね
そうなったら問題だけど、そうじゃなくて剛平さんは「俺が出たところにカバーに入って、オフサイドが取れると思って取りに行ってそれが外れた」って話だから。基本的にはカバーの確認とかそういうわけじゃないんだけど。最後は個人の判断だから。
まあね。でも、嫌な言い方をしてしまうと「ダバツだったらオフサイドを取りに行かなかったかもしれない」ってことも言えるよね。
そうだね。あるかもしれない。
じゃあ、結局原因は個人の判断?
うーん。俺の判断もあるし剛平さんの判断もあるし。あとは試合慣れの部分じゃない?だいぶ久しぶりだったっていうのはあると思うから。だから前半は早めに馴染んでもらおうと思ってシンプルにやってもらったりしてたけど。
でも後半はこういう状況になっちゃったと。
もう嫌なところにドンドン敵が入ってきたり、自陣で相手がフリーって状況が増えてきたから。そういう中でうまく我那覇選手のところにボールが入って、うまい具合にキープされて、そのタイミングで相手が飛び出して来たりとか。後手の状況が増えてきてたから。正直少し難しかったです。
うん。俺はその結果が2点目だと思うんだよ。
ああ、そうだね。
だから2失点目はDFが、お前しかり盛田選手しかりだけど、黒津選手をしっかり見れていないってのは当然あると思うんだけど、
うん
それとは別に「あのスペースにしっかり出されてるってのも問題なんじゃないか?」ってね。マルコンがフリーで狙いすましてるからね。
うん。まあ、今日、反省の意味を含めてコーチにそういう話を聞いたりしてたんだけど、もちろん俺のところのミスもあるし、今話したようなこともあるとは言ってたけど。でもね、どっかではあるシーンだと思うから。正直俺は全然見えなかったんで。
後ろから黒津選手が入ってくるところ?
うん。もう1回首を振っておけば良かったのかなとは思うけど。出来れば声を欲しかったなと。
だからDFとキーパーのコーチングの問題だろ?
まぁ、一声もらえたら良かったなと。
その声があれば黒津選手に手を伸ばしてるだろ?
どっちに来るかわからないんだよ。あれだけマルコンがフリーだと。「あんまり外にポジション取ると中が怖いな」って思うんだよね。だから一声「行ったぞ!」って。この「行ったぞ」だけでわかるから。それがもらえたありがたかったなとは正直思うけど。でも、何とかしたかったね。
そうだね。
でも、ちょっと入り込まれたエリアが深すぎた。ああいうところを使われたくはないね。
ああ、あそこを使われると何が起きるかわからないからね。
うん。そういう結果になってしまいました。
でも、あれはニアに決められてるじゃん?
うん
俺の中では「あそこでニア決められたらしょうがない」ってのもあるし、「ニアは切らなきゃいけない」ってのもあるし。
でも、それを言うと、「俺ももう一歩右に取っておけばいいじゃん」ってことにもなるしね。
ああ、それもあるね。だからこの失点もDFが食い止められた点ではあると。
うん。正直それはあると思う。その後もけっこう大変だったんだけどね。
そうだね。広島も川崎も中盤無かったからね。中はみんなフリーで。やりたい放題だったからさ。あらあらと思ったけど。
うん。展開がオープンになったっていうのもあるんじゃないの。攻め合いみたいになってたからさ。その分スペースも時間も生まれるわな。相手のカウンターもけっこうやばくてね。うまく対処できなかったんで。
何本シュート撃たれたか知ってる?
25本。
そう(笑)25本ですよ?
まぁ、判定負けです。
ですね。
だからカウンターに対して俺がどのポジションを取ればよかったのかと。もっと引いちゃえばよかったのか、もっと高い位置に出ればよかったのか。それは引き続きテーマではあるね。
うん
1回ね。相手のDFの選手かな、シュートを撃って枠を外れたんだけど、
井川選手?
いや、伊藤選手かな。
ああ、はいはい。
中盤ちょっと越えたくらいで中村憲剛選手がフリーで持ち上がってきて、左を伊藤選手が走ってたんだよ。そこに陽介(柏木選手)が付いてて、真ん中がガバーって空いてて。一応うちの左では剛平さんが1対1をやってたんだけど、あんまり左に行っちゃうと真ん中そのまま行かれそうな気がして、陽介も追っかけてたからね。で、まかせてしまったところがあって。そのとき黒津選手が中にポジション取ったんだ。で、その瞬間に外を使われた。
ああ
結果論から言うと、先に右を消しときゃよかった。それから中に行けばよかったってことになる。そういう失敗はあった。
なるほどね。まぁ、後半はやられすぎた。
うん。
でも、後半は戸田選手の攻め上がりなどもあり。
攻めたわけじゃないんだけどね。攻めたわけじゃないっていうか、こういうオープンな試合になってうちはカウンターが主体になったし、その分カウンターも受けるし。だから「このまま行ったらやられる」と思ったんだわ。ピンチがかなりあったし。
うん
だからどこかでもう1回自分たちがボールをつないで構築する時間とかが欲しかったし。それでそのまま攻めれればいいんだけど、「後ろにいて球をさばく・守る」だけじゃなくて、中盤の人数を増やしてヘソのところでしっかり動かしてって形にすれば。結局後ろにいるとカウンターが起きてからの対処しかできないしっていうのがあるんで。前に入ってそこでプレーすることによってボールを運ぶ時間を増やしたりとか、その分逆にカウンターを受ける割合も減ると思ったから。
はいはい
そこに入れること自体がリスキーなのかもしれないけど、後ろにいてただカウンターを受けるよりはいいと思ったんだよ。そのまま攻めようっていうか流れで攻めたんだけど、結果その時間帯はカウンターを全然受けてないから。
そうだね。
一応、ヤバイとは思ったんだよ。流れが。遅いんだけどね。3点取られてるからもう遅いんだけどね(笑)でも、後ろにいて対処するってだけじゃもうダメだと思ったから。思い切って前には出ました。カウンター受けてないでしょ?無理にシュートとかも撃ちに行ってないし。際どいところに出そうとも思ってなかった。もう1回築く時間は欲しかった。
確かにカズユキが前に出てからボールが回るようにはなったわ。
そうだね。一応、それを狙ってたんだよ。
狙い通りではあるわけね。点には結びついてないけど。
ゴール近くでワンツーとかも出来て。もうちょっと俺がいいボール上げられたらなって思うけど(笑)
ああ、あれはな(笑)手前の選手の足元だったから(笑)
そうだね(笑)ちょっと残念でした。
あれでいいクロス入ってたらヒーローですよ。
そうだよね(笑)でも、難しいよね。そうやって前に出た方がうまくボールが回ってカウンターを受けないってのがあの試合の中では出たし。どっちがいいのかっていうのは難しい。
そうだね。
後ろにいなきゃ人がいないし。だから前に出たときに大事なのはつまらないミスをしないこと。しっかりボールをつないでいくことだね。そうすると結果的にカウンターは受けないしチャンスになりそうな展開にはなるじゃないかなと。
うん
常にやるわけにはいかないけど、ずっと後ろにいても起きてしまったカウンターに対処することしかできないんで。そうなるとどうしても危ないシーンは増えるから。そういう位置取りをすることでその流れを止めることは出来るんだなって気はしたね。
だから読みは間違ってなかったけど、遅かった。
そうだね。それは遅いんだよね。
2点目を取られた時点でやっとけってことか?
まぁ、そうだな。うん。状況を見て判断しないといけない。しっかり守ってカウンターっていうのがはまる時もあるし。でもああいう展開になっちゃうと厳しいかな。
そうだね。しかし、寿人選手はすごいね。
取るねぇ。御前試合は強いよ(笑)
ははははは(笑)
ちゃんと結果を出すところはすごい。
2人で攻めて2人で取ってたじゃん。
そうだね。2人でしか攻めてないね。それでも攻めれてゴールが決まるんだから大したもんですよ。
だから素晴らしいカウンターサッカーでしたよ(笑)
うん。だからそれをしっかり支えて後ろで守るのも大切だし、それをしてでもうまく行かない時はさっきみたいな形で流れを変えるってのも必要だろうね。
そうだね
でも、3点取られたし3点じゃ済まなそうな展開でもあったんで。
バー叩いたのもあったしな。
そうだね。だから僕としてはあんまり言えることはないですね。この結果ですからね。
しかもDFの責任での失点ってのが見えちゃったからね。
そうだね。自分が抜かれたとかではないにせよねぇ。
まぁ、DF仕切ってるのはお前だからな。
そう。そういうことなんですわ。
ですからそこの責任を感じてもらって。
感じてます。でも、言い方を変えれば修正はすぐ出来るんで。
そうだね。何が悪かったかはわかってるからね。
うん。勝てる試合を勝ちきれなかったのは申し訳なかったなと思ってます。謝っておきます。
次はダバツ選手がどうなるかもわからないんでね。
でも、準備できる時間はあるから。そういう話はもう散々試合のあとからしてるから。練習からしっかりやって。
うん
次の甲府は前からかなり来るからね。
ガンバにも勝ってるし。
そう。しかも自分たちのサッカーして勝ってるからね。ベタ引きに守ってカウンターとかじゃないから。
うん
俺、あのチームは立派だと思うよ。自分たちのスタイルを持ってそのスタイルで相手にぶつかっていく。負けるときはけっこう派手じゃない?
そうだね(笑)
でも、強いチームにも勝ったりするじゃない?
うん
だから選手達もすごい自信もってやってるんだろうし。一貫したスタイルでやる分、課題も見えやすいと思うしね。
ああ、なるほどね。
15000人くらい入ってるからね。あそこも。小さなクラブなんだろうけど。俺、1回練習見に行ったことあるんだよ。以前、友人がそこでプレーしてたから。
はいはい
公園で練習してましたけど、そうしたらその時は救助活動の練習みたいなのが始まって、上からヘリコプターが飛んできて練習が中断したりとかね。
ははは(笑)
そういうとこで彼らは練習してるから、ハングリーさはあると思うし。すごい好感が持てるチームだと思うよ。
そうなの?
うん。僕の大切な友人の1人、小さな巨人がいますけどね。
山崎光太郎君。
あいつにはやらせないけどねー。
じゃあ、是非そのマニア好みのマッチアップをね(笑)
いやいやいや(笑)あいつもいいもん持ってるからね。でも、一番怖いのはバレーに間違いないから。
そうだね。
だから覚悟して望みます。
次を勝てば勝ち点が30になりますんで。
30か。そうすると順位もチョンチョン上がる可能性があるよね。
そうだね。そこの順位は勝ち点1差につまってるからね。しかも、甲府、FC東京って続くからさ。ちょうど上にいるチームじゃない。
ああ。ここは落とせねぇ。でも、3-3で引き分けるなら、2-3で勝って出場停止になってた方がいいよね。正直そう思うよ。そういう反省もある。まぁ、そこまで体を張るシーンがあったかって言えば無いんだけど。
うん。無かった(笑)でも、川崎戦はカードが一枚も出ない試合でね。
珍しいね。まぁ、そういうガツガツした試合ではなかったっていうのはあるんだろうけど。でも、それは良かったね。
そうだね。で、次の甲府戦は正念場なんで。
うん。まだ、セレッソ、福岡、京都との直接対決が残ってるんで。まぁ、勝ち点差を考えると京都と3試合差なんで。去年の俺の経験から言うと、かなり有利だけどね。精神的に。去年はもうアップアップでしたよ。残り9試合で3試合差でしょ?かなりアップアップだと思うんだよ。
下のチームはそうだろうね。
でも、その状況で必死になった結果、すっごくまとまるチームもあるだろうし、その逆もあるんだろうけど。だからそういうチームとの試合の方が難しくなると思うから。そうじゃない試合をしっかりね。
今月の3試合だね。
うん。しっかり勝ち点を取っていかないと。あ、全然関係無い話だけどさ、ヴェルディさ3位と5試合差ぐらいあるんだよ。この前、神戸には勝ったけど。
うん。勝ち点差15。
そう。5試合差ってことはさ、相手が5回負けてこっちが5回勝たないと追いつけないんだよ。なかなかないからね?J2も残り8試合くらいでしょ?
そうだね
でも、その状況でまとまって勝ったっていうのはすごくいいと思うんだけど。まずはそういう状況を作らない事が大事だから。こっちからすると「そのチームに負けても大丈夫だ」って状況を作ることが大事だから。
そのための甲府戦。
うん。甲府とFCだよね。大事だと思います。
じゃあ、次の甲府戦。
うん。まぁ、今週はいろいろと多大なるご迷惑をおかけして。全部次で返します。
わかりました(笑)いろいろありましたからねぇ(笑)皆さんにかけたいくつかの迷惑を勝ちで返してください。
はい(笑)
じゃあ、また。
うん、また。