Jリーグ第18節 アルビレックス新潟戦を振り返って

2007/7/3 電話にて収録
もう18節だね。
半分越えたね。
うん。さて、その新潟戦。まぁ、もう皆さんご存知だと思いますが、2-1で敗戦と。
うん
これで最近は、負け、引き分け、負け、負けと。皆さんからもあまりメールが来ませんね。
そうだね。来ないね。
まぁ、しょうがないでしょ。特に言うこともないような試合って気もしますから。
この試合の後はブーイングをされてしまったしね。でも、仕方ないなと思う。ブーイングしないでくれなんて言える試合じゃないしね。わざわざ遠くまで来てくれて、一生懸命応援してくれたのに、見せた試合があんな試合じゃね。それに対して反論できることは全くありません。
そうですね。反論する資格もない。
うん。あ、1つ試合の話の前にさ、前回の我那覇君の話で、僕からの質問にたくさんメールを返してもらえて。どうやら僕の思い過ごしというか、勘違いだったみたいなんで。それで気分を害した人がいたら申し訳なかったです。
ああ。これはたくさんメールを頂いて、ドーピングの件は関係無いと。
そうですね。ちょっと気になっちゃって。すみませんでした。
はい。
では、新潟戦なんですが、まぁ、見事な新潟のサッカーを拝見させて頂いたと。
前半に関して言えば、もう守備の練習みたいなね。
ああ。どれだけ跳ね返せるか?って練習。
そうだね。まぁ、「ラインが深すぎる」とかって言い方をされてるみたいなんですけど、僕から言わせてもらえば、あれ以上高くは出来ませんと。なぜかと言えば、ディフェンスをスタートする位置が低いからですと。どうして低くなっちゃうのかと言うと、システム的に相手のサイドバックがフリーになっちゃってますと。でも、そこにあまり早く僕らが行き過ぎると相手にたくさんスペースを与えちゃいますと。だからある程度張って、そこからつかみに行こうと。
うん
これは「良い」「悪い」じゃなくて、うちは前に2人を残して8人で守りますと。で、そこから速く攻めますって形でこの試合をやったし、それがこの試合はものの見事にうまく行かなかったと。前半は特にそう。
そうですねぇ。
まずボールが取れません。なぜ取れないかというと、ボールを持ってる人にプレッシャーをかけられないから。距離が遠いからね。そこから遅れていくと全体が後手を踏む。その時に大きなサイドチェンジをされたりするとサイドの選手が完全にフリーで。そこにまた急いで行っての繰り返し。
うん。だから、「じゃあ、もっとアタックの位置を高めにして最初から行けよ!」って突っ込まれるかもしれませんが、チームはそういうスタイルをとってないんでそれは出来ないと。
まぁ、とってないというか、2人を省いた状態でうちは守ってるから。それが良いとか悪いとかじゃなくてね。そうやってやったんで、そうすると中盤の選手から守りに行くことになる。そうなるとやっぱり相手のサイドバックが遠いんですよ。で、そのサイドバックまで行っちゃうとうちの中盤が空いちゃう。
そうだね。
だからあまり早くに行けない。だからある程度相手の上がってくるのを待って、来たら守ると。だから、チームがその形であれば、これはこれで正しいとは思う。でも、うまく行かないのも現実にあって、本当にピンチだってシーンが多々あって。それに輪をかけて非常に危険なボールの取られ方をしたりだとかね。それが多かった。
たくさんありましたねぇ。
うん。たまに取ったボールを前線に渡そうとしても、前線との距離がすごく遠くて。相手も取られたあとはすぐに取り返しにプレッシャーに来たから。やっぱりうちの精度も落ちるし。だから、そこは前線の選手に下がって来てもらって。そういうことをやっていかないと、なかなかつながってはいかないだろうし。ことごとくうまくいかなくて攻められ続けた前半だった。
うん
でも、やっぱり変なボールの取られ方をしてて、盛田選手がボールを取られたシーンなんかね。非常に危険だったシーン。俺と森崎和しか残ってなくて、でも相手は3人いたからゴールを決められてもおかしくない。なんとか外にドリブルさせて、スライディングして、シュートが外に行ったから良かったけど、まぁ非常に危険でした。強いて言えば2点目取られたシーンより、この場面の方が全然危険。
そうだね
やっぱり減らないんですよ。こういうのが。それは判断の遅さもあるんだろうし。取られちゃいけない取られ方をしてるんだよ。だから1点でよく済んだんだけど、その1点は残念だった。
ああ
でも、クロス入れられる前に、回されて回されて、エジミウソンにキープされて、外を坂本君にオーバーラップされて、誰もついて行けなくて。クロスの精度はよくなかったけど普通に崩されてるからね。
そうだね。開始1分からやられまくってたからね。
そうなんだよねぇ。
「よーいドン」の状態で負けてる。
うん。だからいくら人数が揃っててもちゃんといいバランスでしっかりボールに行くことが出来なければ守れないってことです。
うん
そういうのが全部出てしまった前半だったな。よく1点で済んだなと思いますけど、その1点は残念な失点だった。
そうですねぇ。でも、後半ちょっと旗色が変わりましたけどね?
まぁ、1点取られてるっていうのもあるしねぇ。纉cがいいランニングしてくれた部分もあったんで。でも、その分、中盤のエリアが空いてスカスカになったから、攻められるシーンはやたら増えたけどね。カウンターばっかりだったしね。ま、撃ち合いの試合ですよ。
そうだね。で、後半に同点に追いついたけど、新潟に勝ち越されたと。
あれも、うちがボールを取って、そこから攻めに入った瞬間の1本目のパスをカットされて。そのボールに対してのアタックをパスでかわされ、マルシオ・リシャルデスがフリーになったと。
うん
その時に森崎和は他の相手をマークしてて、俺も少し離れてたと。でも、俺はあのマルシオ・リシャルデスのところまでは絶対行けないけどね。そうしたら俺の背後のスペースをフルダッシュで走っていく奴がいると。そうなると僕は下がるしかないわけですよ。ある程度下がったとこから出たんだけど。一応、「当たればいいな」って形で足は出して。でも、そりゃシュートは撃たれるよな。
そうだな。あれだけスペースと時間があればな。
本当はその前に誰かが止めないといけないわけだから。で、残念ながらシュートが決まってしまったと。だからあれで入るんだよ?点なんて。でも、あんなシーンなんかいっぱいあるんだよ。俺らの試合は毎試合ああいうシーンがいっぱいある。
うん
それが「やっと入った」って言い方もおかしいけどさ。でも、他にもあるもん。この試合だって。
だから単純にシュート本数の割合から見ると、1試合3失点から4失点して然るべきチームだよね。
そういうシーンは正直多い。でも、逆にこのチームは失点するシーンが変なんだ。それは俺らもいけないなと思うし、ダメなんだけど。その反面、失点はしてないけど「これはマズイ」ってシーンが本当に多いから。相手がイージーミスしないでシュートまで来ちゃえば入るんだっていうのが2失点目ですよね。
うん
逆を言えば、俺らがああいうところでボールを取って攻めるってシーンは無いですから。無いですから。全然。
はいはい
だからやっぱりポイントは「守りから攻めの切り替え」だけじゃなくて、「攻めから守りの切り替え」。全員のね。そこがやっぱりポイントだと思う。
でもさ・・・、そういう話を3月からしてるわけじゃないですか?
そうだな。してるな。
で、正直、一向に変わってないと。・・・どうするべきなんすかね?
うーん・・・。
だから・・・VS footballの限界?(笑)
まぁな。
ここまでだな。俺らに出来ることは。
ここまでだね。
試合をしっかり振り返って、どこが悪かったかってことを言い続けて、今シーズンも5ヶ月目ですか。これ以上できることは無いね。俺らごときが真剣に話し合ってきても、何も変えることは出来ないし、いくら言葉を並べても何も変わらないってことですね。ま、そんなことはわかってたけどさ。
まぁ、もちろん俺がチームに迷惑をかけてることはあるんだけど。それはもちろん。
それはね。
でも、1つね、詳しいことは言えないけど、1つだけ言うのであれば、僕らは4バックのチームに分が悪いです。
そうですね。
はい。以上です。
これは広島の試合を全部録っているマニアの方は、もう一度見て頂けるとわかります。
そうですね。分が悪いです。ただ、この試合は、結果的に中盤のスペースを空けてしまい、危険にさらさせることは増えたけど、纉cのランニングは良かった。
そうだね。
ただ、それに対しての他の準備とかはまだまだ足りないと思うけど。でも、ああいう仕掛けのランニングとかがないと、相手はポジションをズラさないからね。
うん
だからやっぱり全員が自分を犠牲にして、お互いのために走らなきゃいけないし。攻めの時だけじゃなくてね。それは全員が。だって新潟はやってたわけだし、神戸もやってたし、鹿島もやってたし。川崎もやってるし。みんなやってたわけだから。ある程度の決め事がある中でも、みんなに対してみんなが走らないといけない。そう思います。
まぁね。でも、僕はそれは出来ないと思います。
だったらやっぱりもうちょっと違う形をしっかりさせなきゃいけないよな。
うん。だからクリエイティビティには目をつぶろうかなと思ってる。だって去年からだもん。去年からそこは出来てないじゃん。
でも、意識の話だから。スタイルじゃないからね。例えばDFに攻撃を求めているんであれば、それは逆もまた然りなわけだから。それはみんな一緒ですよ。
そうだよね。でも、やっぱりねぇ、部外者として言わせて頂きますが、21世紀にこのサッカーはどうなの?と思うわけですよ。厳密に見ていった場合これはモダンサッカーではないなと。思うわけですよ。
なるほどね。
僕は今は甲府とか新潟のサッカーが大好きなんですね。
ああ。僕も甲府のサッカーには非常に好意的ですね。
結局、志が高いのは当たり前じゃないですか?優勝するとか上位を目指すとか。それは当たり前で、その上で、どういうスタイルのサッカーをやるかというのをしっかり決めて、それを実践できている。プロだからもちろん結果は大事なんだけど、そこにビビらないで自分たちの目指すサッカーを実践する。そしてその目指すスタイルと内容との間に破綻が無い。そういうチームが僕は好きです。
うん
そういった意味で甲府とか、あと新潟も去年からこのサッカーをやってるわけじゃないですか?
そうだね。
去年は結果が出なかったけどいいサッカーしてるなと思ってたし。
そう言ってたもんね。
うん。だから、そういうチームは応援したくなります。というお話です。
おお。独り言だな(笑)
そうだな。独り言(笑)
ま、ちょっと話を変えて、今日小学校を訪問するっていう企画があってね。
おお
で、今日は2校ほど訪問したんですけど、1つの学校では給食も一緒に食べてね。
ははは(笑)
そんな事が今日あったんですけど。まぁ、非常に楽しく触れ合うことが出来たんで、それは良かったなって。そういう地道なことはやっていかないといけないんで。子供は宝なんでね。一緒にサッカーをして、一緒にご飯を食べて、非常に有意義でした。
広島はそういうサービスが少ないみたいなんでね。
そうだろうね。まだ少ないかな。
だから続けてもらわないとね。選手は常に週1回そういうイベントがあるって意識を持つくらいに。
うん。いろんな角度からアプローチが出来るからね。集客云々だけじゃなくてね。集客ってことを考えればまた違う活動をしていかなきゃいけないし。
うん。なんか今回はもう試合の話はいいや。メールの紹介をします。
そうだね。「何で清水を裏切ったんだ!!」ってメールが来てたね?(笑)
ああ、来てたね(笑)未だにそういうメールを頂けるのは微妙な気分ですね(笑)読んでくれてるんだなってことが嬉しくもあり。
そうだね。
では、ゆっきーさんから『新潟戦はTVで観戦したのですが、戸田選手のイエローの理由がわかりませんでした。どうしてイエローを出されたのか教えてもらえませんか?』と頂きましたよ?
おお。あれはコーナーの時に僕がつかまれまして、それを振りほどいたらカードが出ました。そういうことでございます。
なるほどね。それが審判には戸田が激しく何かをやったように見えたんですね。
そうですね。残念ですね。
あと、マルケンさんからです。『僕は福山市の某大型スポーツ店で働いているんですが、一年ほど前に戸田さんが来店されたことがありました。それでお店に飾ってあったサンフレッチェのポスターにサインして貰ったのです。覚えていらっしゃいますでしょうか?』
はいはい、覚えてますよ。福山にね「鞆の浦」っていうとこがあって、そこに温泉旅館があるんですよ。そこに行った時かな。そのスポーツ店にも寄って。うちの子供も一緒だったんで、子供にアルゼンチンかなんかのシャツを買ったんですよ。確かその時にサインしてくださいって言われて。
まだ、そのサイン入りポスターは飾ってあるらしいですよ。
おお、そうですか。それはありがたいですね。
ですね。今週はこの2通の紹介でした。
さてさて、次はナビスコですよ。
うん。ここはちょっとみなさんにも気持ちを切り替えてもらって。たくさんの人で埋めたいですね。決勝トーナメント来ましたからね。
新潟のビッグスワンはあれだけ人がいたじゃん?
すごかったねぇ。
全員、新潟コールでしょ?押された?
僕は押されません。
ああ。お前に聞いた俺が馬鹿だったな。チームも押されてないの?
うーん、わからん。でも、少なからず影響はしたんじゃないの。
ねるほどね。
まぁ、ナビスコにも少しでも多くの人に来て頂けたら。日曜の夕方6時だったかな。
これで勝てばね。先につながるわけだから。
うん。だからみんなに見に来て欲しいね。是非来てください。
そうですね。お時間のある方は是非。
お願いします。
まぁ、今週はこんなところですかね。あんまり激しいことを言うと謹慎になってしまうんでね。リーグ3人目の謹慎。
ははは(笑)でも、僕は良くなる方向に話しているつもりではいるんですけどね。
でも、ストヤノフ選手もそうだったと思うよ。
まあな。物は言いようですよ。あそこまで言ったんなら、もともと覚悟はあったと思うけどね。
そうだね。ただ記者に話す前に同じことを監督に言うべきだったな。
ああ。そこは筋を通してねぇな。
このページはお前に監督と話をさせてるからな。その上で言える話を載せてるだけだから。
うん
じゃ、次の鹿島戦、新しい気持ちで見れるように期待してますんで。
はい
では、また来週。
うん、また。